夜眠っているときに耳元でプーンという音が聞こえると、辟易してしまいますね。
布団をかぶっても結局気になってしまい、電気をつけて格闘する羽目に…なんて経験をした方も少なくないのではないでしょうか。
蚊は刺されるとかゆみを引き起こすので厄介ですが、感染症を引き起こす恐ろしい存在でもあります。
今回は「気が付いたら何十箇所も刺されていた!蚊に刺されない方法」についてまとめてみました。
目次
蚊の種類
蚊の種類
日本国内には約100種類の蚊が存在しますが、よく見られる代表的な蚊はヒトスジシマカ、アカイエカ、チカイエカの3種類です。
ヒトスジシマカ…黒くて背中や足に白い筋が入っている。体長は約4.5mm。デング熱、ジカ熱などを引き起こすウィルスを媒介することがある。
アカイエカ…全体的に茶色。体長は5.5mmほど。日本脳炎、ウエストナイル熱などを引き起こすウィルスを媒介することがある。
チカイエカ…全体的に茶褐色。体長は5.5mmほど。アカイエカとほぼ同じ見た目。チカという名前の通り、地下の水源で多く発生する。
フィラリア、ウエストナイル熱などを引き起こすウィルスを媒介することがある。
蚊の吸血行動時間
ヒトスジシマカは昼〜夕方にかけて、アカイエカは夕方〜夜にかけて吸血します。
チカイエカは見た目での判別は難しいのですが、ビルの浄化槽に発生し、地下鉄などで見かける蚊がチカイエカです。チカイエカは季節、時間を問わず年中発生し、吸血します。
ただし一般的にかゆみが強いのはヒトスジシマカと言われています。
蚊が刺してくるのはなぜか?
吸血するのはオス?メス?
蚊は人間の血液だけを吸って生きていると思われがちですが、実は血を吸うのはメスの蚊だけということをご存知でしたか?
オスは花の蜜や植物の露などを吸う草食系ですが、蚊のメスは体重の3倍ほどの血を吸うことができる肉食系なのです。
蚊が刺してくるのはなぜか?どうして痒くなるの?
メスは産卵をする際に、卵の成長に欠かせないタンパク源を多く必要とするため動物から吸血します。普段は花の蜜などを吸ってエネルギー源である糖分を吸収します。
蚊は吸血する際に抗凝血作用物質を含む唾液を注入してきます。
この唾液によってアレルギー反応が起きるため、かゆみを引き起こすのです。一般的に子供はアレルギー反応が起こりやすく、かゆみも強くなりますが、年配の方は刺されても無症状である場合もあります。
蚊に刺されないための対策法
蚊を発生させないために
蚊は水のある場所に卵を産み付けるため、家の周りに空き缶やバケツなどを放置すると、そこに溜まった水に幼虫であるボウフラが孵化してしまいます。
また家の周りの水溜りや側溝などの水はできるだけなくすか、もしくはボウフラの発生源に薬剤を使用することも一つの手です。
蚊に刺されないために
蚊に刺されないようにするためには、長袖を着用し、皮膚の露出を控えましょう。
虫除け剤を使用するときは、塗っていない箇所を狙われてしまうことがあるので、塗りむらのないようにまんべんなく塗るようにします。またお子さんに使用する場合は、製品の使用上の注意をよく読み、用法用量を守って使用するようにしましょう。
直接肌に塗ることに抵抗があるのであれば、携帯用の虫除け器具や携帯用の蚊取り線香を使用しましょう。一定の空間を忌避できるので、狭い範囲に適用したい場合はおススメです。
まとめ
蚊に刺されない方法についてまとめてみました。
ジカ熱やデング熱など、不定期に流行する感染症から身を守るためにも、家の周囲に蚊を発生させないようにし、蚊に刺されないようにする意識を日頃から高めておくことが重要です。
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